15週 胎動 ダウン症

妊娠15週で胎動でダウン症の可能性とは?

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ダウン症とは?

 

本題に入る前に、
「ダウン症」とは何か
知っておく必要があります。

 

ダウン症とは、通常23組46本の染色体のうち
21番目の染色体が1本増え、
全部で47本になったことが原因で起こります。

 

21番目の染色体が3本あるものを
「標準型21トリソミー」と呼ばれ、
これがダウン症全体の95%を占めているのです。

 

ダウン症のある子供たちは
全般的にゆっくり発達する事が多いです。

 

しかし言語面の能力に比べ
視覚的な認知処理は得意な場合が多いです。

 

目で見て理解しやすいように
ジェスチャーや絵や写真を見せるなど
工夫をすることで成長を促すことができます。

 

おしゃべりを始める前から
非言語のコミュニケーションを充実させ、
意思疎通をはかっている子供たちもいるのです。

 

人付き合いが上手で陽気な一方、
頑固でこだわりが強いなど、
ダウン症のない多くの人たちと
同じように様々な性格の子供がいます。

 

変化対応に苦手だったり、
いつも同じ方法で選択したがったりするなどの
様子も見られるかもしれません。

 

そういった行動は発達とともに変化し、
生活に問題のない程度に消えていくこともあります。

 

 

胎動でダウン症は分かるのか

 

ダウン症のことを知った上で、
「胎動が弱いとダウン症の可能性がある」
というものを聞いたことはありますか?

 

ダウン症のある子供の特徴として
「筋力が弱い」
「お母さんのお腹の中でも
子宮壁にぶつかる力が強くないから胎動も弱い」
という発想も生まれました。

 

これらは医学的な根拠がありません。

 

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そもそもダウン症とは染色体異常によって
起こる先天的な病気の一つです。

 

胎動が弱ければダウン症の可能性がある
とは言えないですし逆に胎動が激しければ
ダウン症がないとは限りません。

 

胎動の強さと染色体異常との関係性は
医学的に証明されていませんので、
あくまで「迷信」なのです。

 

また、
「胎動が多いと、多動などの
発達障害があるかもしれない」
というのも医学的な根拠がないため迷信です。

 

迷信は迷信として気にしない、
というのが一番です。

 

変に気にしたりすると
かえってストレスになり、
赤ちゃんにも負担をかけてしまいます。

 

 

出生前診断

 

ダウン症などの心配がある方は
「出生前診断」
である程度調べることができます。

 

また確定検査の場合
「羊水検査」
でも調べることはできます。

 

出生前診断とは、胎児に先天性・遺伝性の
病気・奇形・染色体異常などが
ないかどうかを調べる検査の総称です。

 

一般的には妊婦検診で行うエコー検査でも、
胎児に異常がないかどうか
心拍や羊水量などをチェックしますが、

 

夫婦のどちらかが染色体異常を持っていたり、
胎児に重い病気にかかる可能性があったり
する場合など出生前診断が
行われることがあります。

 

出生前診断にはメリットもデメリットもあります。

 

メリットとして、あらかじめ異常が分かれば
赤ちゃんが生まれてくる前に
心の準備をしておけます。

 

障害について事前に調べられる、
生後必要となるケアや資金面の調整を考える
余裕ができるなどが挙げられます。

 

デメリットとしては、
「出生前診断の結果、人工妊娠中絶」
などが問題になっています。

 

異常が分かってしまったがゆえに
悩みが深くなることも考えられます。

 

もしも思っていた診断と異なった時
どのように向き合っていくのか
家族であるお父さんともしっかり
話し合っておくなどが必要です。

 

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