臨月 お腹の張り 胎動

臨月に胎動でお腹が張る原因とは?

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臨月にお腹が張る原因

 

妊娠中期頃から
度々感じるようになるお腹の張り。

 

臨月のお腹の張りは、
出産がもうすぐといった徴候である場合や、
注意が必要な張りもあり得ます。

 

原因はいくつかあります。

 

胎動

 

臨月になると赤ちゃんが下降し、
胎動によって内側から強く圧迫されることで
お腹の張りを感じることがあります。

 

胎動が原因であれば、
お腹の張りの頻度は不規則で、
痛み等はありません。

 

胎動自体は赤ちゃんが元気な証拠ですので、
安心してください。

 

張りがあるときは横になって
落ち着くまで安静にしましょう。

 

胎動による張りであれば、
30分から1時間程度でおさまります。

 

前駆陣痛

 

前駆陣痛とは、
本陣痛の予行演習です。

 

本陣痛と異なるのは、
痛みが不規則で安静にしていれば消失する点です。

 

この前駆陣痛は妊婦さん全員が経験するものではなく、
いきなり本陣痛がくる人も多くいます。

 

便秘

 

こちらは妊婦さんによくある
トラブルによる二次的なお腹の張りです。

 

腸が便によって膨らみ、
子宮を圧迫することでお腹の張りを感じます。

 

常位胎盤早期剥離や絨毛膜羊膜炎など

 

危険を伴う張りがこちらです。
こちらは赤ちゃんが子宮の中にいる間に、
胎盤が子宮から剥がれてしまう状態で、
母子共に危険な状態になることが多い病態です。

 

妊婦さんの0.3から0.9%の確率で発生する
というデータがあります。

 

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症状としては激しい痛みを伴うお腹の張りや、
普段よりカチカチにお腹が張ることが挙げられます。

 

リスクファクターとして挙げられるのは、
妊娠高血圧症候群であること、
胎児奇形や発育遅延があること、
感染があること、喫煙などです。

 

いずれかに当てはまる場合は、
症状に注意を払いながら
日常生活での安静度などを
主治医に相談することが大切です。

 

臨月のお腹の張りへの対処法

 

先ほどの常位胎盤早期剥離や、
本陣痛でなければ、
通常のお腹の張りは生理的なものです。

 

対処法としては、

 

横になってリラックスする

 

ゆったりした衣服で、
リラックスした気分で横になってみましょう。

 

横になるときは、
体の左側を下にして(大きな静脈を圧迫しないようにするため)、
抱き枕などを抱えるとリラックスしやすくなります。

 

長時間同じ姿勢をとらない

 

長時間座りっぱなしであったり、
立ちっぱなしでいることもお腹の張りに繋がります。

 

お仕事中であっても、
職場の方に協力してもらいながら
適度に休息を取る必要があります。

 

適度な運動、バランスの良い食生活

 

こちらは便秘によるお腹の張りへの対処法です。

 

便秘はお腹の張りや不快感だけでなく、
痔になるリスクも高めてしまいますので、
日頃から便秘対策は大切です。

 

張り止め薬を処方してもらう

 

張りが数時間続く、
頻繁に張ってしまうといった場合は、
主治医に相談する必要があります。

 

切迫早産になる可能性もあり、
その場合は張り止めの薬を服用しながら
安静に過ごすことが必要になります。

 

安静度については主治医によく確認しましょう。

 

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