胎動 激しい ダウン症

胎動が激しいと胎児はダウン症になるのか?

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胎動とダウン症の関係は?

 

お腹の赤ちゃんは普段外からは見えないので、
お母さんは胎動を感じることで
赤ちゃんが健やかに成長してくれているのを
感じることができるでしょう。

 

しかし、インターネット上では
「胎動が激しい(もしくは弱い)と、
ダウン症の可能性がある」
といった噂が流れているのを見かけます。

 

こういった情報をみると
心配になってしまうお母さんも
いらっしゃると思います。

 

結論から言うと、この噂は
医学的根拠のないものです。

 

ダウン症は、染色体異常による
障害の一つですが、
染色体異常と胎動の
関係性はないのです。

 

胎動は赤ちゃんの健康のバロメーター。

 

元気なことは喜ばしいことですよ。

 

 

ダウン症の見分け方

 

先ほどダウン症と胎動の関連性はない
ということをお伝えしましたが、
検査によってある程度の確率で
先天性疾患の有無を発見することが可能です。

 

超音波検査

 

通常の超音波検査によって、
胎児の頸部の後ろの部分の膨らみなどを確認し、
ダウン症の可能性を確認します。

 

しかし、こちらはあくまで可能性の
判断のみですので、確実な判断は困難です。

 

羊水検査(検査可能期間:15から18週)

 

腹部に注射針をさし、
羊水を採取して検査を行います。

 

検査の精度は99%と高いです。

 

しかしこちらの検査法では、
0.06から0.3%程度で羊水の流出や破水、
流産をしてしまうリスクもあります。

 

また、費用は約10から15万円ほどかかります。

 

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トリプルマーカーテスト

(検査可能期間:妊娠15から26週)

 

お母さんの血液を採取し、
複数のホルモンの濃度を調べる検査です。

 

こちらの検査はスクリーニング検査であり、
ダウン症の確定的判断はできません。

 

絨毛採取(検査可能期間:9から13週)

 

こちらも腹部に注射針をさし、
胎盤になる前の絨毛という
組織を採取する検査です。

 

検査の精度は98%と高いです。

 

こちらも費用は約10から15万円ほどです。

 

新出生前診断

(検査可能期間:妊娠10から18週)

 

近年日本でも導入された検査です。

 

こちらは母体からの血液採取し、
遺伝子を解析することで胎児の
様子を検査するものです。

 

こちらは血液を使用する為、
流産のリスクはないです。

 

トリプルマーカーテストと比較して
検査の精度は高いです。

 

しかし、この検査は受けられる
対象者に条件があります。

 

@妊婦の年齢が35歳以上
A夫婦どちらかに染色体異常がある場合
B過去にダウン症児を
妊娠・出産したことのある妊婦

 

のいずれかに当てはまる必要があります。

 

また、この検査を受けられる病院は
全国に約30程度とわずかなのが現状です。

 

費用は約20万円以上です。

 

もし、こういった検査を受けるのであれば、
事前にダウン症についてしっかりと
知識をもつ必要があります。

 

検査結果が陽性と判断された場合、
妊娠を継続するのか否かを
夫婦で話し合った上で、
検査に臨むべきでしょう。

 

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